共創局会員情報Vol.15

「アイデア×情熱」で新感覚ビジネスを生み出す起業家

●●さんは、言わずと知れたコワーキングスペース「SEEDPLACE」と「共創局」の生みの親!
Webサイト制作事業の他、「地域コミュニティ」や「社会貢献」をキーワードに、数々のビジネスを生み出してきました。現在は新しいビジネスを次々と計画中とのこと。誰かの役に立つのはもちろん、ワクワクの詰まった発想が●●さんの魅力!挑戦を続けるバイタリティの源は、一体どこにあるのでしょうか?

「単なる作業場所」ではない+αの価値づくり

――さまざまなビジネスを立ち上げている●●さん。今はどんな活動をされているのでしょうか?

2020年にSEEDPLACEを天地林さんに事業譲渡した後、いくつかの新ビジネスを企画しています。具体的には空席シェアリングアプリ「ONESEAT」やヘルシーフードカフェなどです。あとはSEEDPLACEの運営ノウハウを活かしてコワーキングスペースの運営コンサルティングなども行っています。

頭の中の半分位を占めているのが「ONESEAT」なのですが、これはカフェなど飲食店の空席をタイムリーに検索して、コワーキングスペースとして利用できるサービスです。ですが、単純に「飲食店のコワーキングスペース化」ではないんです。僕は「席の小口化」と呼んでいるのですが、1つの同じ空間に100席あるのではなくて、街中の色々な場所に席を分散させることがポイントです。みなさん、その日の気分ってありますよね?「友達と大事な話をしたいから少し静かな場所がいいな」とか「会議をするからフォーマルな場所で」とか。シチュエーションや目的別にユーザーが場所を選べる、そういった場所づくりを目指しています。

――一般的なコワーキングスペースではなく「+αの価値」をつけているんですね。SEEDPLACEにも共通する点はありますか?

そうですね。ただ作業ができる場所を探すなら、本当にどこでもできますよね。公園のベンチでもいいだろうし。コワーキングスペースに求められているのは、作業場所としての機能性と他の価値をがっちゃんこしたものだ、と思っています。

SEEDPLACEも単なる作業場所という発想ではなくて。「地域の起業家とつながりたい」という僕自身の想いから始まりました。国立には長く住んでいる割に、横のつながりが無かったんですよね。わざわざ都心に行かなくても、親しみのある街の人たちと何かできたら楽しいだろうなと思っていました。「ONESEAT」の試験運用をした際も、SEEDPLACEで出逢った方たちに協力してもらったんですよ。

アイデアは自身の体験から

――SEEDPLACEも「ONESEAT」も新感覚のビジネスモデルだと感じます。アイデアはどうやって生み出しているのでしょうか?

ポッと出てきたアイデアではなく、自分の体験をベースにしている部分が大きいですね。もちろん最終的には採算がとれるかを考えますが、僕は基本的に感性で動くので「あったらいいな」と思ったらすぐに始めちゃいます。

まだ形になってはいませんが、ヘルシーフードカフェも僕自身が食に興味を持つようになったことがきっかけです。30代になってから胃もたれするようになったんです。ボリューミーな焼肉とかとんかつはキツイなと。ヘルシーな食事を摂るようになったら、仕事や生活の中でもパフォーマンスを維持するベースになっていることに気づいたんです。

コロナの影響で食事をデリバリーで済ませる人が増えていますが、何を食べているかというとファストフードが多いらしいんですね。そうした食生活をずっと続けていくのはどうなのかなあ、みんなにも良い物を食べてほしいなと。勝手に気になってビジネスにしたという(笑)。SEEDPLACEとのコラボもいいな。ヘルシーフードを食べながら仕事ができる空間にできたら。

バッドエンドの映画と起業

――●●さん自身の感性や役に立ちたいという想いからアイデアが生まれるんですね。起業を成功させるために必要なことはなんだと思いますか?

小さなものも含めると、色々な新規事業を試してきました。実際はそう簡単にうまくいくものではないですし、10個やってみて、1個カタチにできれば合格、という感覚です。アイデアは思いついても、結局自分の中で「燃えるもの」がなければ最後までやりきれないんですよね。100%のうち80%までたどり着いても、残りの20%をやり遂げるというのは本当に忍耐と情熱が必要で。

僕、ホラー映画や萎える感じの映画が好きなんです。バッドエンドのやつ。「告白」とか「渇き」とか。期待通りにいかない方がリアルに感じるんですよね。起業って失敗を取り上げられることってほとんどなくて、辛い部分は表に出ない。メディアがビジネスや企業を紹介する時はキレイにまとめられてしまうから、読んだ人は「これが成功法なんだ」とか「自分も簡単にできそう」って思うかもしれない。でも実際は100回失敗して、101回目にようやく成功したのかもしれませんし、101回目だけにスポットを当ててしまうのは大事な部分が抜け落ちちゃっているような気がします。実際には失敗の方が多いというのが現実だし、だからこそ面白いと思っています。

――最後に、今後のビジョンと共創局のみなさんへメッセージをお願いします。

自分が手掛けるビジネスが、とにかく多くの人に知ってもらえるようになったらいいですね!例えば電車で隣に座った人が「ONESEAT」のアプリを使っているのを見かけたりしたら嬉しいなあ。ヘルシーフードカフェも東京を出発点に、海外展開を目指しています。

SEEDPLACEにはフラッと現れると思うので、気軽に声を掛けてください!共創局のメンバーには自分が関わったことのない業種の方もいるので、色々な方と交流できたら嬉しいです。ゼロから起業したいという方がいれば、ぜひお話してみたいです